悪魔の辞典

原題
The Devil's Dictionary
作者
アンブローズ・ビアス
作者(英語表記)
Ambrose Bierce
翻訳者
枯葉

T

T は英語のアルファベットの20番目にあたる。これをギリシャ人は頭の悪いことに tau と呼んでいた。われわれのアルファベットの大元のアルファベットでは、その当時の粗末なコルク抜きをかたどったものであり、独立して用いられる(あのフェニキア人以上に独立したがっていた)ときは Tallegal を意味していた。この Tallegal ということばを、博識なブラウンリッグ博士は「安ウイスキー」と訳している。

TABLE D'HÔTE [定食用テーブル]

n. 無責任を追求する万国共通の情熱に対するホテル側のつましい譲歩。

Old Paunchinello, freshly wed,
  Took Madam P. to table,
And there deliriously fed
  As fast as he was able.

"I dote upon good grub," he cried,
  Intent upon its throatage.
"Ah, yes," said the neglected bride,
  "You're in your table d'hôtage."
Associated Poets
TAIL [尾]

n. それ自体の世界での独立した存在を確立するため、自然の限界を超越した、動物の脊椎の一部。胎児期を除き、人間には尾がない。その、尾がないという遺伝的不安感を例証するのが、男性のコートの裾や、女性の裳裾であり、そして、本来尾があるべき場所でありまたかつて間違いなくあった場所を、そういう衣装の一部をもって飾りたてる傾向である。この傾向は女性によく見られるものだ。つまり、女性のほうが先祖伝来の頑迷さが強く遺されているといえる。モンボドー卿が述べている尾のある人間は、現在の通念では、我々が猿にも似ていた過去の黄金時代に生み出された影響力に概して影響されやすい想像力の産物と見なされている。

TAKE [とる]

v.t. 獲得する。たいていは力ずくで。だが、できればこっそりと。

TALK [しゃべる]

v.t. 無分別をやらかすこと。はめられたせいではなく、あてのない衝動のせいである。

TARIFF [関税率]

n. 輸入にかかる税金の目安。国内の生産者を強欲な消費者から守るのが目的。

The Enemy of Human Souls
Sat grieving at the cost of coals;
For Hell had been annexed of late,
And was a sovereign Southern State.

"It were no more than right," said he,
"That I should get my fuel free.
The duty, neither just nor wise,
Compels me to economize --
Whereby my broilers, every one,
Are execrably underdone.
What would they have? -- although I yearn
To do them nicely to a turn,
I can't afford an honest heat.
This tariff makes even devils cheat!
I'm ruined, and my humble trade
All rascals may at will invade:
Beneath my nose the public press
Outdoes me in sulphureousness;
The bar ingeniously applies
To my undoing my own lies;
My medicines the doctors use
(Albeit vainly) to refuse
To me my fair and rightful prey
And keep their own in shape to pay;
The preachers by example teach
What, scorning to perform, I teach;
And statesmen, aping me, all make
More promises than they can break.
Against such competition I
Lift up a disregarded cry.
Since all ignore my just complaint,
By Hokey-Pokey!I'll turn saint!"
Now, the Republicans, who all
Are saints, began at once to bawl
Against his competition; so
There was a devil of a go!
They locked horns with him, tete-a-tete
In acrimonious debate,
Till Democrats, forlorn and lone,
Had hopes of coming by their own.
That evil to avert, in haste
The two belligerents embraced;
But since 'twere wicked to relax
A tittle of the Sacred Tax,
'Twas finally agreed to grant
The bold Insurgent-protestant
A bounty on each soul that fell
Into his ineffectual Hell.
Edam Smith
TECHNICALITY [法律理論]

n. イギリスのとある法廷で、ホームという男が、隣人の殺人を告発したのは名誉毀損だと訴えられた。彼の正確な発言は以下のとおり:「包丁を手に取ったサー・トマス・ホルトがそれをかれの料理人の頭に振り下ろしたため、顔の右半分が右肩に、左半分が左肩に落ちました」。被告は法廷の判断により無罪とされた。かれの発言は料理人の死を主張するものではなく、その死は推定にすぎないのだから、殺人の告発とは言えない、と博識な裁判官たちは主張したのである。

TEDIUM [退屈]

n. アンニュイ。飽きてしまった状態にあること、あるいは飽きさせてしまう条件を満たしていること。この語の語源については想像力たくましい諸説が入り乱れているのだけれども、権威として高名なジェイプ神父の説によると、これはきわめて明らかにあるひとつの源を有するものである。古いラテン語の賛美歌 Te Deum Laudamus* の頭二語からきているのだ。この見たところ自然な派生には、どこか悲しませるところがある。

*カトリックや英国国教では毎朝歌われる。

TEETOTALER [絶対禁酒主義者]

n. 酒を断つ人。ときには完全に、ときには我慢できるかぎり完全に。

TELEPHONE [電話]

n. 不愉快な人物と距離をとることによるメリットの一部を崩壊させる悪魔の発明。

TELESCOPE [望遠鏡]

n. 電話が耳に対してするような働きを眼に対してするデバイスのことで、遠くにある物質をして不必要なまでの詳細さで我々に迫らしめる。幸いにも、生贄を求めて我々を呼びたてるベルはついていない。

TENACITY [固執]

n. 人間の手と流通貨幣との関係に見られるある種の性質。権威者の手がもつそれがもっとも発達しており、また政界では、これを備えていると出世に役立つと考えられている。これを実証している下りを以下にあげる。高い政治的地位にあったカリフォルニアの某紳士を詩ったものだが、かれは今なおその銀行明細ゆえに通用している。

Of such tenacity his grip
That nothing from his hand can slip.
Well-buttered eels you may o'erwhelm
In tubs of liquid slippery-elm
In vain -- from his detaining pinch
They cannot struggle half an inch!
'Tis lucky that he so is planned
That breath he draws not with his hand,
For if he did, so great his greed
He'd draw his last with eager speed.
Nay, that were well, you say.Not so
He'd draw but never let it go!
THEOSOPHY [神智学*1]

n. あらゆる宗教的確信とあらゆる科学的神秘をそなえた古代の教義。現代の神智学は、仏教徒と同じように、一度の生涯ではわれわれの霊的発展を完全にする十分な長さがないために、われわれはこの地に無限回生まれいで、そのたびに異なる肉体をえると信じている。つまり、一度だけの生涯ではわれわれがなろうと心したほどに善良にも賢明にもなれないというわけだ。絶対的に賢明、絶対的に善良であるということ――つまり極致。神智学者はその鋭い観察力ゆえに、改善が望まれるあらゆるものが最終的に極致に達する、と見ている。いまひとつな観察者は猫だけは除外したがる。は一年前と比べて賢明にも善良にもなっていないように思えるからだ。もっとも偉大な、そしてもっとも太った神智学者は最近亡くなったマダム・ブラバツキー*2である。彼女はを飼っていなかった。

*1神に近い存在とはどういうものだろう、というところから出発する世界観をもつ宗教的哲学全般。ビアスが引いているのはニューヨーク神智学協会*3の考え方だと思われる。

*2Madame Blavatsky [1831-91] ニューヨーク神智学協会の設立者。

*31875年創設。西洋的世界観と東洋的世界観をまぜあわせた世界観をもつ。

TIGHTS [タイツ]

n. 劇団の広報担当者の一般的賛辞を、独特の宣伝により強化するものとしてデザインされたステージ衣装。かつて、大衆の注目はこの衣装からそれ、リリアン・ラッセル女史がこの衣装の着用を拒否したことに向けられたことがあり、多数の人々がその動機を探ったものだが、中でもポーリン・ホール女史の推測には発想のすばらしさと熟慮の跡が見られた。ホール女史の信じるところによれば、大自然がラッセル女史に脚線美を与えなかったためという。男性諸君の理解が得られる理論ではなかったにせよ、欠陥のある女性の足という着想には驚くべきオリジナリティがあったがゆえにもっとも輝かしい哲学的空論をも凌駕したのだ! 奇妙なことに、ラッセル女史のタイツに対する反感をめぐる論争において、誰一人として古代人の間で「慎み」として知られるもののせいだと考えたものはいなかった。この感情の本質はいまでは理解が不完全であり、ことによると、我々に残されている語彙では説明を加えることすら叶わないものかもしれない。とはいえ、失われた芸術の研究は近年になって復興され、一部の芸術はみごとに復活している。これぞ新たなるルネッサンスであり、あの原始的「赤面」が、隠れ家である古代の墓場から引きずり出されてステージに立つかもしれないという、希望の根拠となるものなのだ。

TOMB [墓]

n. 無関心宿所。墓がある種の聖域であることは一般的に同意が得られているが、長期間に渡って借地している場合は、あばいてあさりまわっても罪にはならない、と考えられている。たとえばエジプト考古学者ハギンス博士の説明によれば、墓は「臭う」のをやめた後なら「覗き見」ても罪なしとしてかまうまい、なぜならはみな発散してしまっているのだから、ということだ。この道理にかなった見解はいまや考古学者たちに広く受け入れられ、そのために、「好奇心」という気高い学問はたいそうな威厳を獲得するに至った。

TOPE [習慣的に大酒を飲む]

v. 飲むこと。酒浸ること。痛飲すること。飲んだくれること。鯨飲すること。がぶ飲みすること。個人に関して言えば、習慣的に大酒を飲むのは唾棄すべきこととみなされるが、大酒を飲む民族となると、文明と力の最先端に立つことになる。しこたま飲むキリスト教徒と戦わせられると、absemious なイスラム教徒は鎌を前にした草のようになぎ倒されてしまう。インドでは、牛肉を食してはウイスキー・ソーダをがぶ飲みする10万の英国人が、同じアーリア民族である25千万の菜食・禁酒主義者たちを支配下に置いた。ウイスキーを愛してやまないアメリカ人は、節酒するスペイン人からなんとたやすくも優美にその財産を奪い取ったことか! バーサーカーどもが西ヨーロッパ沿岸を荒らしまわり、征服した各地の港で飲みまくった時代もまた同じだった。どこであるにせよ飲みすぎる民族は、どちらかといえばよく戦うが、その戦いぶりはあまり高潔ではないと観察される。というわけで、あの尊重すべき老婦人たちが、アメリカ陸軍から酒保を廃止したことで国家の軍事力をかなり増強してやったのだと自慢したとしても、それは当然のことなのだ。

TORTOISE [陸亀]

n. 著名なるアンバット・デラソに次のような詩を書かせる機会を与えるため、狙いすましたように創りだされた生き物。

TO MY PET TORTOISE

 My friend, you are not graceful -- not at all;
 Your gait's between a stagger and a sprawl.

 Nor are you beautiful: your head's a snake's
 To look at, and I do not doubt it aches.

 As to your feet, they'd make an angel weep.
 'Tis true you take them in whene'er you sleep.

 No, you're not pretty, but you have, I own,
 A certain firmness -- mostly you're [sic] backbone.

 Firmness and strength (you have a giant's thews)
 Are virtues that the great know how to use --

 I wish that they did not; yet, on the whole,
 You lack -- excuse my mentioning it -- Soul.

 So, to be candid, unreserved and true,
 I'd rather you were I than I were you.

 Perhaps, however, in a time to be,
 When Man's extinct, a better world may see

 Your progeny in power and control,
 Due to the genesis and growth of Soul.

 So I salute you as a reptile grand
 Predestined to regenerate the land.

 Father of Possibilities, O deign
 To accept the homage of a dying reign!

 In the far region of the unforeknown
 I dream a tortoise upon every throne.

 I see an Emperor his head withdraw
 Into his carapace for fear of Law;

 A King who carries something else than fat,
 Howe'er acceptably he carries that;

 A President not strenuously bent
 On punishment of audible dissent --

 Who never shot (it were a vain attack)
 An armed or unarmed tortoise in the back;

 Subject and citizens that feel no need
 To make the March of Mind a wild stampede;

 All progress slow, contemplative, sedate,
 And "Take your time" the word, in Church and State.

 O Tortoise, 'tis a happy, happy dream,
 My glorious testudinous regime!

 I wish in Eden you'd brought this about
 By slouching in and chasing Adam out.
TREE [樹木]

n. 背の高い、刑罰用具として自然から与えられた植物。もっとも、裁きの誤りから大部分の樹木はただ取るにたりない果実を実らせるか、あるいはまったく何も実らせないものだが。天然に結実した場合、その樹木は文明に恩恵を与える媒体となり、また公衆道徳において重要な役割を果たす。厳格な西部と多感な南部では、(それぞれ白と黒の)果実を実らせるものの食用にはされないが公衆の嗜好の賛意を得、また輸出されることもないが全体の利益を供する。樹木と裁きの法的な結びつきは、リンチ裁判官によって見出されたものではない(かれは、実のところ、それが街灯や橋柱に勝るものとは認めなかったのだ)ということは、以下に挙げる、かれに先立つこと2世紀になるモリスターの一節から明らかにされる。

私があの土地にいたときに、それまでいろいろと話に聞き及んでいたゴオゴオの木を見に連れて行ってもらったことがある。さりながら、実見してみるとそれはまったく驚くに値しないものであった。その木が生えている村の頭がその答えとして言うには:

「この木にはいまは実がなっておりませぬが、旬になれば、国王陛下を辱めたような実を枝一杯に実らせるのをご覧になることでしょう」

そして私はさらに、「ゴオゴオ」という単語が我々のいう「悪党」と同じ意味であることを教えられたのである。

東部旅行記
TRIAL [裁判]

n. 裁判官や弁護士や陪審員の非のうちどころのない人格を証明し、記録に付すよう意図された正式な諮問。この目的を達成するためには、対比的な人物、いわゆる被告人・囚人・被疑者の供給が必須となる。もしその対比が十分に明らかにされれば、この人物は苦悩を甘受するはめになり、それを見た一方の有徳の士は、自分の価値に加え、自分が安全であるという安心感を覚えるのだ。当代、告発の対象となるのは通例人間、あるいは社会主義者だが、中世では、動物・魚・爬虫類・昆虫もまた裁判にかけられた。人間の命を奪った、あるいは魔法を用いたけだものは、正式に逮捕され、裁判にかけられ、もし有罪の判決が下りれば、一般の死刑失効人の手で死を与えられた。穀物畑・果樹園・葡萄園を荒らした昆虫たちは、評議会の訴えにより市民裁判所に喚問され、証言・協議・判決の末、もし欠席裁判状態が続いた場合はことが高級教会法廷に委ねられ、そこでそれらは、厳粛に破門されたのであった。トレドの街路では、一部のが不埒にも総督の股のを走りぬけて総督をひっくり返してしまったため、逮捕令状をつきつけられ、裁判にかけられ、刑罰を受けた。ナポリでは、ロバが火焙りの宣告を受けたが、これはどうやら実行されなかったらしい。ダドッシオは、裁判記録から、・牛・馬・鶏・・山羊などなどの裁判を多数語っている。信じられるところによれば、それらの動物の行動や道徳的な向上を目してのものであったという。1451年には、ベルン近辺の一部の池にはびこっていたヒルに対する訴訟が起き、ローザンヌ司教は、ハイデルベルク大学の学部員たちの教示を仰ぎ、「その水棲動物」を若干数、治安判事の前につれてくるようにと指示した。これが実際に行われ、ヒルは、出席したものも出席しなかったものも、3日以内に自分たちがはびこっていた場所から立ち去らなければ「神の呪い」を招くであろうと宣告された。この有名な裁判の分厚い記録には、かの法律違反者が罰に立ち向かったのか、あるいはただちにこのつれない法域から撤退したのか、なんの手がかりも見出されない。

TRICHINOSIS [旋毛虫病*]

n. 豚食の提唱者に対する豚側の応酬。

病に倒れたモージズ・メンデルスゾーンに呼ばれてかれを診たキリスト教の医者、ただちにかの哲学者は旋毛虫病にかかっていると診断したが、巧みにも違う病名を告げた。「いますぐ日々の食事を変える必要があります。毎日6オンスの豚肉を食べないといけません」

「豚肉?」と患者は金切り声で叫んだ。「豚肉? なにがあろうとそんなもの触れたくもありません!」

「本気ですね?」と医者は重々しく尋ねた。

「誓いますとも」

「結構! ――では治療にとりかかるとしましょう」

*豚肉を十分に加熱しないまま食べるとかかる可能性がある。

TRINITY [三位一体論]

n. ある種のキリスト教教会における多重有神論。唯一の神に3つの異なる神格が存在するとする。多神教的な下位神格、たとえば天使や悪魔は、結合の力を与えられておらず、個々、供物や慰撫を要求せざるを得ない。三位一体論は、我々の聖なる教えにまつわるもっとも深淵なミステリーだ。それが理解できないからということで拒絶してしまった一神論者たちは、自分たちの神学的基礎の認識が不充分であることを衆目にさらしてしまっている。宗教において、我々は我々に理解できないことのみを信じるものだ。ただし、理解しがたい主義と矛盾する理解しやすい主義がある場合は除くが。この場合、我々は後者を前者の一部として信じる。

TROGLODYTE [穴居人]

n. 具体的には、旧石器時代の洞穴居住者のこと。それ以前は樹上、以後は平地に住むことになる。穴居人のコミュニティとして有名なのは、アドュラム洞穴のダビデ王とともに暮らしていた者たちである。そのコロニーの構成は、「困窮する者みな、負債ある者みな、不満抱く者みな」*――手短に言えば、ユダ族の社会主義者すべてで成り立っていた。

*「サムエル記I」22:1-22:2, こちらの文脈では「悩める者みな、負い目ある者みな…」ってな具合に訳す。

TRUCE [停戦]

n. 友情のこと。

TRUTH [真実]

n. 願望と現実の天才的な混合物。真実の追求は哲学における唯一無二の目的だ。人間の精神は、太古よりこの作業に従事しており、またこれからも時の終わりがくるまでその活発さをいや増しながら存続していくであろうことははっきりと見とおせる。

TRUTHFUL [正直な]

n. 唖で文盲の。

TRUST [支持率]

n. アメリカの政治では大型法人の一種。その構成の大部分を、つましい労働者とか、資力のない未亡人とか、監視人と法廷の保護下にある孤児とか、あるいはそれらと似た諸々の悪人と公共の敵とが占める。

TURKEY [七面鳥]

n. 大型の鳥で、とある宗教的記念日に食べられるその肉は、敬虔さや信心深さを証明してくれるという特性を持っている。非常においしいけれども、それはおそらく偶然であろう。

TWICE [二度]

adv. 一度だけ多すぎる。

TYPE [活字]

n. 伝染性を持つ金属の小片。文明と啓蒙を破壊するものという疑いをかけられている。この比類のない辞書にその明白な作用が現れているにも関わらず。

TZETZE (or TSETSE) FLY [ツェツェ蝿]

n. アフリカの昆虫 Glossina morsitans。一般的に、その一噛みは不眠症にもっとも効果のある自然療法と考えられている。中にはアメリカの小説家 Mendax interminabilis の方を好む患者もいるが。


原文
"The Devil's Dictionary" (1910)
翻訳者
枯葉
ライセンス
クリエイティブ・コモンズ 表示 2.1 日本 ライセンス
公開日
2001年7月13日
最終修正日
2001年8月17日
URL
Egoistic Romanticist: http://www1.bbiq.jp/kareha/
特記事項
プロジェクト杉田玄白正式参加テキスト。